H. Furuya
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THE CONSTRUCTION MANAGEMENT SYSTEM FOR EARTHWORK USING Web-GIS
地図上でデータの管理 ・分析を行うことができる地 理情報システム(GIS)の 利用は,近 年急速に拡大 し つつあり,土 地 ・施設管理,市 場調査,経 営資源配分 計画,営 業支援,さ らにカーナビゲーションなど,さ まざまな業務に拡がり,独 自のシステムを構築してい る.GISは これまでは潜在的な市場規模は大きいもの の,フ ィーチャ入力やシステム構築等のコス トをはじ めとするいくつかの課題があるため,あ る程度以上の 規模をもった研究開発や事業以外では普及が遅れてい たのが現状である. しかし,1995年 に政府により設置された 「地理情報 システム(GIS)関 係省庁連絡会議」による地理情報 の整備と相互利用の環境作りに関する取り組みから, 特に自治体の業務では多種多様な地理情報が利用 ・管 理され,一 部で地理情報を統合的に活用する試みも始 まっている1).こ れに加 え,数 値地図2500等 の地理情 報の電子化 も進みつつ あり,ま たGISに 関連 したソフ トウエアも著 しい技術的進歩を遂 げていることか ら, 現在はGISの 利用 の促進 を阻害 している課題は解決 に 向かいつつある. ところで,土 木分野 におけるGISの 利用 に関 しては, 地盤 ・地質等の調査2)3),施 設計画.な らびに施 工物 件の維持 ・管理のデータベース等 に利用された り4)5) ,防 災関連の評価 システム7)8)9)10)に利用される例が 近年報告され,一 部では施工 にお ける利用 も始 まって いる11).こ れ らは,デ ータ(情 報)の 共有 とGISを 用 いることによる思考 の援助が大きな 目的 とな り,今 後 もこれ らの特長 を生かした実用化事例 は増え続けるで あろう. 以上の背景 をもとに,本 論文では,GISの 特長 を生 か しうる比較的広域 な土工事 の現場 にGISを コア とし た施工管理システムを構築 し,適 用 した事例の報告 を お こない,施 工 における情報の流れを考察 し,プ ロジ ュク トマネージメン トに関する考察 もあわせて行 って 1正 会員 工博(株)大 林組 土木技術本部 〒108-8502東 京都港区港南2-15-2品 川インターシティーB棟