Development of the New Instrument for Ritracter and Bag with Multi-cylinder “Laparo-Poi System” in Laparoscopic Operation

産婦 人科領域 におけ る腹腔鏡手術 は、保険点数 の加算 や腹腔鏡下筋腫核 出術 が保 険適応疾患 に加 えられ、 さらに後腹膜 リンパ節郭清 な どの革新的 な手法 が発表 され注 目を集めている。 当院においては1998年7月 より本格 的に腹腔鏡 手術 を導入 し子宮 ・卵巣良性腫瘍 に対 し積極的 に 手術 を展 開 している。 腹腔鏡手術 において は低侵 襲性 手術で はあるが、 長時間の手術 とな り、高価 なデ ィスポ製 品を使用 す る為 にコス トの問題 も大 きい1)。 そ こで手術 時 間の短縮 と手術経費の低減の為 に種 々の機器の開 発 を行 って きた2-7)。今 回、腸管圧 排 、組織 回収 装置Laparo-Poi(ラ バ ロポイ)シ ス テムを開発 し その有用性 を認 めたので報告する。 組織圧排鉗子 は術者の手の動作 を代用す る もの で、主に腸管 の圧排 に用い られる。 エ ン ドリ トラ ク トに代表 されるが種 々の形態 の物が ある。一方 摘 出物収納用 具エ ン ドキ ャッチ、エ ン ドパ ウチ、 キ ャッチパ ース、 リナバ ックそれに各 自が作成 し た ビニールバ ックな どが使用 されている。そ こで これ らの機能 を同時 にもつLaparo-Poi(ラ パ ロポ イ)シ ステムを開発 した。 す なわ ちLaparo-Poi(ラ バ ロポイ)シ ス テムは (1)市 販 の直径3mmの アル ミ棒 を 「はて な」 状 に加工 した圧排 棒、(2)直 径70mmの ポ リウ レタン製の袋(3)エ ン ドバ ックの挿入筒 の盲端 部 に直 径10mmの 穴 をあ け て 作 成 したMulticylinderの 器具 よ り構 成 され、それ らを状況 によ って組み合 わせ る事 によって腹 腔鏡手術 を円滑 に すすめ ることがで きる。 使用法の実際