T. Bamba, T. Fukui, K. Morinishi
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Numerical simulation on the effects of the presence of small swimming object’s fin-fold on the propulsion performance
1 緒 言 近年,化石燃料の大量消費による地球温暖化や大気汚染 に対する関心が高まっている.自動車分野においては,排 気ガスに含まれる二酸化炭素,窒素酸化物が課題となって いる.日本では自動車 NOx・PM 法や大気汚染防止法が制 定されているが,排ガスの規制は年々厳しくなっており, 今後も続くと考えられる.その中で,自動車メーカーには 経済性や安全性といった消費者のニーズへの対応に加え, 厳しい環境規制に対応できる自動車の開発が求められる. 化石燃料以外を用いた自動車の開発が進み,市販されてい る.しかし,ガソリン以外の燃料を用いる自動車は燃料供 給のためのインフラ整備が進んでいるとは言い難い.その ため,ガソリンエンジンの性能向上,低燃費化は取り組む べき課題であるといえる.また,エンジンの性能は,シリ ンダ内の流れに大きく影響を受ける.そこで 4 サイクルエ ンジンのピストンシリンダ機構を 1 気筒モデル化し,吸気 バルブと排気バルブのタイミングに着目する.それらが吸 気効率やエンジントルクに与える影響を調査した.