岛崎东臣《Hakai》中感受变化的形象化

M. Inami, Yoshifuru Saito, K. Horii
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摘要

本文的目的是检验岛崎藤村作品《破戒》中生活在封建旧社会和自我解放新社会的登场人物各自的感情变化。我们选取“世间”、“社会”、“世间”三个词作为要素,按新社会和旧社会的使用频率分章节进行调查。对得到的数据应用了离散值系小波多重分辨率分析。结果表明,在“世间”的频繁出现程度的变化上呈现出大致相同的倾向,双方都对日本自古以来使用的词语“世间”和“世间”有共同的认识。新社会中的人物主张自己的想法时多为“社会”,而旧社会中的“社会”一词多为对抗、批判新社会时,为了主张“世间”的立场而援用了“社会”。研究表明,在主张立场方面,词语的选择具有很大的意义。
本文章由计算机程序翻译,如有差异,请以英文原文为准。
Visualizing Change of Feelings in"Hakai" by Shimazaki Toson
本稿の目的は島崎藤村作『破戒』における封建的な旧社会と自己解放された新社会に生きる登場人物のそれぞれの感情の変化を検証することである. 要素として「世間」,「社会」,「世の中」の三つの語を選び,章ごとの使用頻度を新社会と旧社会とに分けて調べた.得られたデータへ離散値系ウェーブレット多重解像度解析を適用した. その結果,「世間」の頻出度合いの変化にはほぼ同様の傾向が見られ,双方ともに日本の古来から使用されている語「世間」と「世の中」に対する共通認識があることが確認された.新社会の登場人物が自己の考えを主張する場合「社会」が多くなるが,旧社会における「社会」の語は新社会に対抗したり,批判したりする時に多くなり,「世間」としての立場を主張するために「社会」を援用していることが示された.立場を主張する上で語の選択に大きな意味があることが明らかとなった.
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