Histological Changes in the Rat Submandibular Gland Following Ligation and Removal of the Main Excretory Duct

Hideo Yagishita, M. Uchida, S. Aiyama
{"title":"Histological Changes in the Rat Submandibular Gland Following Ligation and Removal of the Main Excretory Duct","authors":"Hideo Yagishita, M. Uchida, S. Aiyama","doi":"10.2330/JORALBIOSCI1965.43.676","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"本研究は, 顎下腺の主導管結紮後と解除後における腺房細胞と筋上皮細胞の組織学的変化と再生過程を明らかにする目的で行われた. ラット顎下腺の主導管を1週間結紮し, その組織学的変化, 次いで結紮解除後の経日的変化を調べた. 免疫染色やTUNEL染色を施した試料について光学顕微鏡と透過電子顕微鏡による観察を行った.正常なラット顎下腺では, 筋上皮細胞に被われた導管様構造物は認められなかったが, 主導管結紮後, このような組織像が多数観察された. 光顕下では, アポトーシスを思わせるTUNEL染色陽性腺房細胞が若干観察されたが, 電顕観察では確認できなかった. このことから, 細胞死が生じたとしても少数であると思われた. 結紮解除後4週で顎下腺全体にほぼ正常な腺房が観察された. これらの所見から, 腺房の回復は主として導管様構造物が腺房へ回復することによるものと思われた.","PeriodicalId":14631,"journal":{"name":"Japanese Journal of Oral Biology","volume":"3 1","pages":"676-689"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"2001-12-20","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"5","resultStr":null,"platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"Japanese Journal of Oral Biology","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.2330/JORALBIOSCI1965.43.676","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}
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Abstract

本研究は, 顎下腺の主導管結紮後と解除後における腺房細胞と筋上皮細胞の組織学的変化と再生過程を明らかにする目的で行われた. ラット顎下腺の主導管を1週間結紮し, その組織学的変化, 次いで結紮解除後の経日的変化を調べた. 免疫染色やTUNEL染色を施した試料について光学顕微鏡と透過電子顕微鏡による観察を行った.正常なラット顎下腺では, 筋上皮細胞に被われた導管様構造物は認められなかったが, 主導管結紮後, このような組織像が多数観察された. 光顕下では, アポトーシスを思わせるTUNEL染色陽性腺房細胞が若干観察されたが, 電顕観察では確認できなかった. このことから, 細胞死が生じたとしても少数であると思われた. 結紮解除後4週で顎下腺全体にほぼ正常な腺房が観察された. これらの所見から, 腺房の回復は主として導管様構造物が腺房へ回復することによるものと思われた.
结扎和切除主要排泄管后大鼠颌下腺的组织学变化
本研究的目的是揭示下颚腺的主导管结扎后和解除后腺房细胞和肌上皮细胞的组织学变化和再生过程。结扎小鼠下颚腺的主导管一周,其组织学变化;接着调查了解除结扎后的经日变化。利用光学显微镜和透射电子显微镜对进行了免疫染色和TUNEL染色的样品进行了观察。在正常的大鼠颌下腺中,虽然没有发现覆盖在肌上皮细胞上的导管样构造物,但在主导管结扎后,可以观察到大量这样的组织图像。在光显下,观察到一些TUNEL染色阳性腺房细胞,使人联想到细胞凋亡,但在电显观察中无法确认。由此可见,即使发生细胞死亡,也只是少数。解除结扎4周后,整个下颚腺都出现了正常的腺房。从这些情况来看,腺房的恢复主要是导管样结构向腺房恢复所致。
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