白甘藷 (Ipomoea batatas L.) の抗糖尿病作用

Bulletin of the Agricultural Chemical Society of Japan Pub Date : 1998-09-01 DOI:10.1271/NOGEIKAGAKU1924.72.1045

崇一草野, 浩之阿部, 篤典岡田

引用次数: 15

Abstract

白甘藷の抗糖尿病作用について自然発症糖尿病マウス, STZ糖尿病ラット,正常ラット対する影響を経口血糖降下剤のトルブタミドの作用と比較した.その結果,白甘藷は正常ラットに対しては血糖低下を示さず, STZ糖尿病ラット,自然発症糖尿病マウスに対して血糖降下作用を認めた.血中インスリン値については正常およびSTZ糖尿病ラットにおいては上昇し,自然発症糖尿病KKAYおよびC57BL/KsJ db/dbマウスでは抑制する結果が得られ,スルホニルウレア剤のトルブタミドとは作用が異なることが示された.これらの結果から白甘藷は糖尿病の治療および予防に有効であることが示唆された.

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白甘藷 (Ipomoea batatas L.) の抗糖尿病作用

关于白甘薯的抗糖尿病作用，将其对自然发病糖尿病老鼠、STZ糖尿病老鼠和正常老鼠的影响与口服降血糖剂托丁胺的作用进行比较，结果显示，白甘薯对正常老鼠没有降低血糖，对STZ糖尿病小鼠和自然发病糖尿病小鼠具有降血糖作用。血中胰岛素值正常和STZ糖尿病小鼠升高，自然发病糖尿病KKAY和C57BL/KsJ在db/db小鼠体内得到抑制结果，与磺脲类药物托丁胺的作用不同。这些结果表明，白色甘薯对糖尿病的治疗和预防有效。

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Bulletin of the Agricultural Chemical Society of Japan

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