{"title":"Internal Structure and Rheological Properties of Cosmetic and Toiletry Products","authors":"Y. Yamagata","doi":"10.1678/RHEOLOGY.41.195","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"香粧品や化粧品は皮膚や毛髪に直接塗布するため,生理 学的作用や安全性を十分に考慮しなければならないことは, 製品開発を行う上で当然のことである. また,製品を使用する生活者の視点に立てば,人が五感 で感じる使用感や触感などの感性工学的な要素も重要であ る.なぜならば,製品の使用感を制御できれば,それを使用 する生活者の気持ちまでも変えることのできる効果・効能 とは異なった付加価値に繋がるからである.通常,生活者 は製品の有用性を評価する際,外観や触感,におい,色調,味, 使用性などを簡単な官能評価によって判断したり,自分の 嗜好やイメージに合っているかどうかで評価する.例えば, クリームや泡状化粧料などの「のび」や「こし」,シャン プー時やリンス後の毛髪の風合い などの人間の感覚的な 判断が該当する. 一方,製造・品質管理の視点から見ると,製造ロットご とに規格内の外観や粘度を得ることや,これらの性状,物性 値を一定期間維持することが重要な課題となってくる.し かしながら,熱力学的に不安定な O/Wエマルションのよう に,同一原料を使用しても,製造時の温度や攪拌条件によっ て微妙に粘度が異なったり,時間経過とともに粘度変化す ることが多い. これまで感性にもとづく官能評価や品質管理のための物 性制御を客観的に評価するため,多くの物理化学的手法が提 案されてきた.その中で,1960年代にレオロジー的なアプ リーチを用いた化粧品の使用感に関する研究が Shermanや Barryらによって盛んに行われた.その後,1990年代後半 から再び脚光を浴び,研究報告例が増加している.この背 景には,測定機器の革新,すなわち,トルク制御技術・分 Internal Structure and Rheological Properties of Cosmetic and Toiletry Products","PeriodicalId":17434,"journal":{"name":"Journal of the Society of Rheology, Japan","volume":"90 1","pages":"195-202"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"2013-01-01","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"3","resultStr":null,"platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"Journal of the Society of Rheology, Japan","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.1678/RHEOLOGY.41.195","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}
由于化妆品和化妆品是直接涂抹在皮肤和毛发上,所以必须充分考虑生理作用和安全性。这对于进行产品开发来说是理所当然的。另外,站在使用产品的生活者的角度来看,人用五感感受到的使用感和触感等感性工学要素也很重要。因为,如果能控制产品的使用感,那么就使用它。因为这与能改变生活者心情的效果、效能不同,还能带来附加价值。通常,生活者在评价产品的实用性时,可以通过简单的感官评价来判断外观、触感、气味、色调、味道、使用性等,或者根据是否符合自己的喜好和形象来进行评价。例如,润肤霜和泡沫状化妆剂等的“伸长”和“腰部”,以及香波时和护发素后毛发的手感等人类的感觉判断就符合。另一方面,从制造和质量管理的角度来看,按生产批次达到规格内的外观和粘度,并在一定期间内维持这些性状和物性值是重要的课题。就像O/W乳胶一样,即使使用同一种原料,由于生产时的温度和搅拌条件不同,粘度也会有细微的差异,而且随着时间的推移粘度也会发生变化。到目前为止,为了客观地评价基于感性的官能评价和质量管理的物性控制,提出了很多物理化学的方法。其中,1960年代流变学的例子Sherman和Barry等人进行了关于使用锐奇的化妆品使用感的研究。之后,从90年代后半期开始再次受到关注,研究报告案例不断增加。景包括测量设备的革新,即扭矩控制技术•Internal Structure and Rheological Properties of Cosmetic and Toiletryproducts