Case report of comprehensive treatment of a generalized chronic periodontitis patient with skeletal mandibular prognathism

N. Ishida, M. Yamaguchi, M. Takada, H. Kagami, Kazuhiro Yamada, Yasuaki Ishioka, Ryuichi Uehara, Yuki Ozaki, Y. Ishihara, Yoshiko Masuda, N. Yoshinari
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Abstract

歯周病と歯列不正は強い関連が認められており,双方の病態に大きな影響を与えている。長期間口腔内を健全な状態に保ち,種々の病態の再発を予防するためにも,歯周病に対する炎症のコントロールのみではなく,歯列不正の改善による適切な咬合の付与と安定化,力のコントロールが必須である。さらに,進行した歯周炎患者では,既存の歯列不正以外にも病的な歯の移動(Pathologic tooth migration:PTM)により咬合が不正となったり,二次性咬合性外傷が生じて歯周炎が進行する可能性もある。 今回,骨格性下顎前突症を伴う広汎型慢性歯周炎と診断した57歳の女性に対して,歯周基本治療後に下顎枝矢状分割術を伴う矯正治療を施行し,咬合状態を改善した後,保定治療中に歯周外科治療,補綴治療を行うことにより,歯周組織の改善と歯列,咬合の安定性が得られた症例を報告する。現在初診より13年が経過,歯周病安定期治療(Supportive periodontal therapy:SPT)へ移行してから6年経過しているが,良好に歯周組織と咬合の安定が維持されている。 骨格性下顎前突症を伴う慢性⻭周炎患者において,徹底的な炎症のコントロール下における下顎枝⽮状分割術を伴う矯正治療や補綴治療を含む包括治療を行う事で,歯周組織の長期安定を維持することができた症例を報告する。
广泛性慢性牙周炎合并下颌骨前突的综合治疗一例报告
牙周病和牙齿不正有很强的关系,对双方的病理都有很大的影响。为了长期保持口腔内的健康状态,预防各种病理的复发,不仅要控制牙周病的炎症,还要改善牙齿排列不正,给予适当的咬合和稳定化,控制力量。另外,在严重的牙周炎患者中,除了原有的牙齿不正外,还会出现病态的牙齿移动(Pathologic tooth migration)。PTM)导致咬合不正,也有可能产生继发性咬合性外伤而发展成牙周炎。此次,对一名确诊为广泛型慢性牙周炎伴骨骼性下颌前突症的57岁女性,在接受牙周基本治疗后,结合下颚矢状分离术进行正畸治疗,改善咬合情况后,在保定治疗期间接受牙周外科治疗,通过进行补牙治疗,得到了牙周组织的改善和牙列、咬合的稳定性的病例报告。目前,初次就诊已经过了13年,转入牙周病稳定期治疗(Supportive periodontal therapy, SPT)已经过了6年,牙周组织和咬合保持良好稳定。骨骼性下颚前突症伴随慢性牙周炎患者中,彻底的炎症的控制下的下颚,树枝⽮状伴随分割术矫正治疗或异物进行治疗在内的综合治疗,可以维持牙周组织的长期稳定的病例报告。
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