{"title":"Gamma-ray Spectra and Dose Measurement Results on the Reactor Building Refueling Floor of Fukushima Daiichi Nuclear Power Station Unit 3","authors":"Naoki Mukaida","doi":"10.3327/jaesjb.59.1_21","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"1. 目的 福島第一原子力発電所3号機の使用済燃料プールからの燃料取り出し作業の実施に向けて、原子炉建屋 オペレーティングフロア(以下「オペフロ」という)は、100mSv/h 以上の高線量の放射線環境であるた め、被ばく低減対策が不可欠である。オペフロにおける作業環境線量の低減は、除染や遮へいが考えられ るが、有効な線量低減対策を講じるためには、方向性線量とγ線エネルギー分布に基づいた測定により現 状把握することが重要である。 (1)γ線スペクトル測定 線源の種類や位置を把握した上で有効な線量低減対策を検討するために、以下の事項についてγ線スペ クトル測定で検証する。 1核種の定性 オペフロの主要核種は、Cs-134,Cs-137 と想定しているが、Co-60 等の他核種からの線量寄与を明 らかにして、遮へい時の線量評価条件の妥当性を確認。 2線源位置の推定 線量寄与の主成分がオペフロ表面か建屋内部であるかを、γ線スペクトル形状で推定し、更なるオペ フロ表面除染の必要性を検証。 3遮へい効果の確認 オペフロに設置した遮へい体の有無によるγ線スペクトル形状の違いから、遮へい効果を確認。 (2)6方位線量測定 オペフロ上の線量率を6方位同時に測定し、上下方向、水平方向からの線量寄与を把握することにより、 有人作業エリアの仮設遮へい体(衝立遮へい等)の必要性を確認するとともに、オペフロ上の有人作業の 線量評価(Hp10)データを取得する。 (3)地上における線量率の変化 オペフロ上の線量が地上における線量にどの程度影響を与えているか確認するため、オペフロ上の遮へ い設置前後の線量変化を地上に設置している線量率モニタで確認する。","PeriodicalId":8595,"journal":{"name":"Atomic Energy Society of Japan","volume":"56 1","pages":""},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"2016-07-22","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"2","resultStr":null,"platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"Atomic Energy Society of Japan","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.3327/jaesjb.59.1_21","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}