An Encouragement for Researching and Living Abroad

Hyomen Kagaku Pub Date : 2017-01-01 DOI:10.1380/JSSSJ.38.94
Katsushi Hashimoto
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Abstract

2. 1 きっかけ 筆者は学生の頃から海外で働きたいと漠然と考えてい たが,なかなか実行できずにいた。きっかけは突然やっ てきた。それは,NTT物性科学基礎研究所でポスドク をしていた 2003年,当研究所で行われた国際会議でポ スター発表をしていたときのことである。Wiesendanger グループのサブグループリーダーのMarkus Morgenstern 博士(現:アーヘン大学教授)が,筆者のポスターを訪 れ議論をした後,ハンブルグ大学のポスドクポジション に誘ってくれたのだ。ハンブルグでの研究テーマは,筆 者が当時研究していた量子ホール効果を,走査トンネル 顕微鏡(STM)を用いてナノスケールで解明するとい うものであった。博士課程で STMを使った研究をして いた筆者にとっては,願ってもない話であった。 2. 2 不安 vs.希望 渡航を決断する前に不安がなかったわけではない。ド イツのプロジェクト予算で雇われるポスドクのオファー であったため,家族を養うことができるのか,帰国後の 職はあるのかと不安は尽きなかった。しかし,海外で自 分の力を磨いてみたい,異なる文化・環境の中で生活し てみたいという以前からの希望が勝り,渡航を決断し た。蓋を開けてみれば,問題なく家族は養え(むしろ貯 金もできた!),運よく日本からの次のポジションの誘 いも舞い込むなど,意外にも何とかなるものだというこ とがわかった。
鼓励出国研究和生活
2.一个契机笔者在学生时代就模糊地想去海外工作,但是一直没能实行。契机突如其来。2003年,我在NTT物态科学基础研究所做博士后时,在该研究所召开的国际会议上做了海报发表。Wiesendanger小组的子小组组长Markus Morgenstern博士(现亚琛大学教授)访问笔者的海报并进行讨论后,在汉堡大学担任博士后邀请了我。在汉堡的研究主题是,作者利用扫描隧道显微镜(STM)在纳米尺度上阐明当时正在研究的量子霍尔效应。对于在博士课程中使用STM进行研究的笔者来说,这是求之不得的事情。2.不安vs.希望在决定出国之前也不是没有不安。由于是德国项目预算雇用的博士后,能否养家糊口,回国后能否找到工作等问题让我不安不已。但是,想在海外锻炼自己的能力,想在不同的文化和环境中生活的愿望战胜了以前的愿望,决定了出国。一看,没问题养家(还存了钱!)幸运的是从日本来的下一个职位的邀请也来了,意外地明白了是有办法的。
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