Differentiation and search for palatability-factors of world-wide rice grains by PCR method

Sumiko Nakamura, H. Okadome, K. Yoza, K. Haraguchi, T. Okunishi, Keitarou Suzuki, H. Satoh, K. Ohtsubo
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引用次数: 16

Abstract

米の食味に品種が強く影響することはよく知られているが,品種特性はDNAによって規定される.そこで,本研究では,これまでに蓄積した品種判別用の各種プライマーおよび新たに開発したデンプン特性やタンパク質組成に関係するプライマーを用いるPCRを利用したDNA食味推定技術の開発を目的に研究を行い,以下の結果を得た. (1)米の主成分であるデンプンの特徴は米の食味に強くかかわっているので,結合型デンプン合成酵素,可溶性デンプン合成酵素,枝作り酵素,枝切り酵素などに関係するプライマーを用いたPCRによって各種の米から抽出した鋳型DNAを増幅し,インド型あるいは日本型系統の比較を行い, DBEなどの部分配列が両者の間で相違していることを見いだした. (2)米タンパク質の主成分である,グルテリンおよびプロラミンに関係するプライマーを使用したPCRの結果,グルテリン関連遺伝子の一部がインド型米と日本型米で相違していることを見いだした. (3)これらのプライマーを用いたPCRによって増幅される識別DNAバンドの出現の有無を1(出現)あるいは0(出現せず)と2値化し,説明変数とした.一方,食味の構成要因である,アミロース含量,タンパク質含量,米飯付着量および精米粉糊化特性を目的変数とし,重回帰分析によって重相関係数が,それぞれ0.92, 0.81, 0.93, 0.84の推定式を作製した.これらの推定式について,未知試料を用いて検討し,適用性を確かめた.
用PCR方法鉴别和寻找世界稻米食味因子
众所周知,大米的食味受到品种的强烈影响,但品种特性是由DNA决定的。因此,在本研究中,迄今为止积累了品种判别用的各种底物以及新开发的淀粉特性和蛋白质组。本次研究的目的是开发利用与成有关的引物PCR的DNA食味推断技术,并得出以下结果。(1)大米的主要成分淀粉的特点与大米的食味有着密切的关系,利用PCR从各种大米中提取与结合型淀粉合成酶、可溶性淀粉合成酶、结枝酶、剪枝酶等有关的底物。放大提取的模板DNA,进行印度型或日本型系统的比较,发现了DBE等部分序列在两者之间的差异。(2)使用与大米蛋白质的主要成分谷特林及原胺相关的引物进行PCR结果发现,印度型大米和日本型大米的谷特林相关基因的一部分存在差异。(3)将利用这些引物的PCR扩增的识别DNA带的出现与否以1(出现)或0(不出现)二值化,作为说明变量。另一方面,以食味的构成要素直链淀粉含量、蛋白质含量、米饭附着量及精米粉糊化特性为目的变量,通过多元回归分析得出重相关系数分别为0.92、0.81、0.93;制作了0.84的估计公式,使用未知样品研究了这些估计公式,确认了其适用性。
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