Histopathological Study of Caries and Aging on the Lung Tissue of Rats

K. Kuyama, Yasuto Ohta, S. Fifita, Hirotsugu Yamamoto
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Abstract

う蝕および加齢がラット肺組織の病理組織学的変化に及ぼす影響を調べた. 10週間Diet 2000で飼育したラットは, 通常の粉末飼料で飼育した対照ラットに比べて, 著しく臼歯裂溝部にう蝕が認められた. さらに, う蝕に罹患の後, 20カ月間通常の粉末飼料で飼育を続けた高齢う蝕罹患ラットの肺組織を, 病理組織学的に検索を加えた結果, 好中球あるいはリンパ球などによる肺胞内滲出が小葉単位に起こる気管支肺炎の像を呈していた. さらに, 吸引された菌塊, 気道分泌物, 多数の組織球の集簇や異物型巨細胞などが観察された. 一方, 通常の粉末飼料で20カ月10週間飼育された対照ラットの肺組織には, 胸膜および肺胞壁の線維性肥厚や肺気腫などの加齢変化はみられたものの, 炎症像が認められなかった. 本結果から, 本実験モデルは口腔内常在細菌の不顕性誤嚥が肺炎の原因であることを, 改めて実験的に証明したといえる.
大鼠肺组织龋病与衰老的组织病理学研究
研究了侵蚀及年龄增长对小白鼠肺组织病理组织学变化的影响。用Diet 2000喂养10周的小白鼠与用普通粉末饲料喂养的对照小白鼠相比,在臼齿裂沟部发现了明显的蚀。并且,对患了蚀之后用普通粉末饲料喂养了20个月的高龄患蚀鼠的肺组织进行了病理学检索,结果显示:中性粒细胞或淋巴细胞等引起的肺泡内渗出,呈现出以小叶为单位引起的支气管肺炎的样象。此外,还观察到被吸入的菌块、呼吸道分泌物、众多组织球的簇簇簇簇和异物型巨细胞等。另一方面,用普通粉末饲料饲养了20个月10周的对照小白鼠的肺组织,虽然胸膜及肺泡壁的纤维性肥厚、肺气肿等年龄变化明显,但未发现炎症。从本结果来看,本实验模型再次从实验上证明了口腔内正常细菌的不显性误吞是引起肺炎的原因。
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