{"title":"The Stereognostic Ability of the Tongue in Young Adults","authors":"S. Kawagishi, F. Kou, K. Yoshino, N. Amano","doi":"10.2504/KDS.61.16","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"九州歯科大学の5年次学生89名(平均年齢24.5歳)を対象に舌の立体認知能を調査した.認知能は口腔に含んだ20種類のテストピースの形状と5種類のボールのサイズを判断させる方法で評価した.舌だけの認知能をみるためにテストピースやボールが舌以外に触れないように咬合面および硬口蓋を口蓋床で覆った状態で検査を行った.口蓋を覆っていない状態でも検査したが,口蓋被覆の有無で正答率に有意差はなく,口腔内の立体認知は主に舌が担っていることが示された.20種類のテストピースのうち形状を正しく答えた平均は16.6種類だった.テストピースを四辺あるいは五辺からなる多角形群(4種),三辺からなる三角形群(3種),突起を持ち多数の辺からなる凹凸形群(3種),円形を加工した円加工形群(2種),角がなく外側に膨らむ曲線を持つ凸曲線形群(4種),角がなく内側に凹む曲線を持つ凹曲線形群(4種)に分類したが,個々の形状ついての正答率を見ると,次の4種類のテストピースが他のものより正答率が低かった:三角形群の斜辺の長い三角形,凸曲線形群の長径の長さが等しく短径の長さが異なっている3種のうち短径が中間の長さである形,凹曲線形群の中央がくびれた形の2種である.サイズ検査では小さいサイズのものは実際より小さいもの,大きいものはより大きいものと誤認する傾向が認められた.1種類のボールサイズを基準として事前に口腔に入れ,そのサイズの感覚を確認したグループと確認しなかったグループに分けた場合,基準を確認したグループの正答率の方が高かった.","PeriodicalId":23086,"journal":{"name":"The Journal of The Kyushu Dental Society","volume":"42 1","pages":"16-22"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"2007-01-01","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"3","resultStr":null,"platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"The Journal of The Kyushu Dental Society","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.2504/KDS.61.16","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}