Soluble Constituents in the Fluid Environment of Pig and Rat Developing Enamel and Their Relevance to the Regulation of Mineralization

T. Amano, Kaori Sato, T. Aoba
{"title":"Soluble Constituents in the Fluid Environment of Pig and Rat Developing Enamel and Their Relevance to the Regulation of Mineralization","authors":"T. Amano, Kaori Sato, T. Aoba","doi":"10.2330/JORALBIOSCI1965.43.257","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"The present study aimed to elucidate quantitative information about ions and small mol ecules solubilized in the fluid environment , in regard to developmental enamel mineralization. Analysis by ion chromatography was conducted on three liquid samples: enamel fluid separated from porcine secretory enamel, tissue fluid isolated from the enamel organ of porcine molars , and serum collected from these animals. Findings of interest were (a) the ionic composition of the enamel fluid was distinct from those of the other fluid environments; (b) in particular , there were descending gradients of Ca ion from the circulating serum toward the extracellular enamel fluid; and (c) the phosphate concentrations were almost the same between the enamel fluid and tissue fluid . The isolated enamel fluid was also confirmed to concentrate lactate almost exclusively without traces of other organic acids . Unexpectedly, the successive extraction of enamel tissues using aqueous solvents (H2O or D2O) revealed the accumulation of acetate and other organic acids in the extracellular enamel at secretory and maturation stages . Parallel studies using rat secretory enamel indicated that most of the lactate may represent a post-mortem product , while acetate and other acids may be physiological metabolites produced by the functioning ameloblasts . From the results obtained here and in previous studies, we considered that the fluid environment in developing enamel has a complex formula of soluble moieties, which may act as modulators of the driving force for enamel mineralization. 抄録:本 研 究 で は,超 遠 心分 離法 に よ りブ タ基 質形成 期 エナ メル質 よ りエ ナ メル溶 液 を分離 ・採 取 し,イ オ ン ク ロマ トグ ラフ ィに よ り溶 質成 分(陽 イ オ ン種 と有機酸 を含 む陰 イオ ン種)の 同定 と定量 分析 を行 った 。 ブタエ ナメル器 組織 液 と血漿 中 での溶質 イオ ン濃度 と比較 検討 した結 果,エ ナメル溶 液の イオ ン組 成 は近接 す るエ ナメ ル器 組織 液や血 液 での イオ ン組成 と異 な ってお り,特 に,全Caイ オ ンにつ いて は濃度差 を保 っ ていた の に対 し て,全 リン酸 イオ ン濃度 はほぼ等 しい ことが 注 目され た。 また,ブ タエ ナメ ル溶 液 中で は乳酸 が多量 に検 出 され たが,酢 酸 や その他 の有機 酸 もエ ナメル 基質 内に蓄積 されて いる こ とが確 か め られ た。 酢酸 は基 質形成 期 エ ナメ ル質 内層 お よび成 熟期 エ ナ メル質 で濃 縮 され てお り,過 剰 量 の水溶媒 に可 溶化 され て くる こ とか ら ,in situで は タ ンパ ク と弱 く吸着 して い る と考 え られ た。 ラ ッ ト基 質形成 期 エナ メル質 での分析 結果 で は,エ ナ メル質 への 乳 酸 の蓄積 は主 に死 後変 化 を反 映 して い るのに対 して,酢 酸 や その他 の有 機酸 はエ ナ メル芽細胞 の 生理 的 な代 謝産 物 であ る こ とが示 され た。本 研究 で得 られ た結果 か ら,形 成 期 エナ メル質 の溶 液相 で は基質 タ ンパ クの分解 産物 を含 む多種 類 の溶質 分子 が共 存 してお り,溶 液組成 の緩 衝効 果 と結 晶沈殿 の駆 動力(溶 液相 での過 飽和 度)の 制 御 に寄 与 して い る ことが 示唆 され た。 258 Jpn. J. Oral Biol., 43: 257-267, 2001.","PeriodicalId":14631,"journal":{"name":"Japanese Journal of Oral Biology","volume":"9 1","pages":"257-267"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"2001-06-20","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"1","resultStr":null,"platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"Japanese Journal of Oral Biology","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.2330/JORALBIOSCI1965.43.257","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}
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Abstract

The present study aimed to elucidate quantitative information about ions and small mol ecules solubilized in the fluid environment , in regard to developmental enamel mineralization. Analysis by ion chromatography was conducted on three liquid samples: enamel fluid separated from porcine secretory enamel, tissue fluid isolated from the enamel organ of porcine molars , and serum collected from these animals. Findings of interest were (a) the ionic composition of the enamel fluid was distinct from those of the other fluid environments; (b) in particular , there were descending gradients of Ca ion from the circulating serum toward the extracellular enamel fluid; and (c) the phosphate concentrations were almost the same between the enamel fluid and tissue fluid . The isolated enamel fluid was also confirmed to concentrate lactate almost exclusively without traces of other organic acids . Unexpectedly, the successive extraction of enamel tissues using aqueous solvents (H2O or D2O) revealed the accumulation of acetate and other organic acids in the extracellular enamel at secretory and maturation stages . Parallel studies using rat secretory enamel indicated that most of the lactate may represent a post-mortem product , while acetate and other acids may be physiological metabolites produced by the functioning ameloblasts . From the results obtained here and in previous studies, we considered that the fluid environment in developing enamel has a complex formula of soluble moieties, which may act as modulators of the driving force for enamel mineralization. 抄録:本 研 究 で は,超 遠 心分 離法 に よ りブ タ基 質形成 期 エナ メル質 よ りエ ナ メル溶 液 を分離 ・採 取 し,イ オ ン ク ロマ トグ ラフ ィに よ り溶 質成 分(陽 イ オ ン種 と有機酸 を含 む陰 イオ ン種)の 同定 と定量 分析 を行 った 。 ブタエ ナメル器 組織 液 と血漿 中 での溶質 イオ ン濃度 と比較 検討 した結 果,エ ナメル溶 液の イオ ン組 成 は近接 す るエ ナメ ル器 組織 液や血 液 での イオ ン組成 と異 な ってお り,特 に,全Caイ オ ンにつ いて は濃度差 を保 っ ていた の に対 し て,全 リン酸 イオ ン濃度 はほぼ等 しい ことが 注 目され た。 また,ブ タエ ナメ ル溶 液 中で は乳酸 が多量 に検 出 され たが,酢 酸 や その他 の有機 酸 もエ ナメル 基質 内に蓄積 されて いる こ とが確 か め られ た。 酢酸 は基 質形成 期 エ ナメ ル質 内層 お よび成 熟期 エ ナ メル質 で濃 縮 され てお り,過 剰 量 の水溶媒 に可 溶化 され て くる こ とか ら ,in situで は タ ンパ ク と弱 く吸着 して い る と考 え られ た。 ラ ッ ト基 質形成 期 エナ メル質 での分析 結果 で は,エ ナ メル質 への 乳 酸 の蓄積 は主 に死 後変 化 を反 映 して い るのに対 して,酢 酸 や その他 の有 機酸 はエ ナ メル芽細胞 の 生理 的 な代 謝産 物 であ る こ とが示 され た。本 研究 で得 られ た結果 か ら,形 成 期 エナ メル質 の溶 液相 で は基質 タ ンパ クの分解 産物 を含 む多種 類 の溶質 分子 が共 存 してお り,溶 液組成 の緩 衝効 果 と結 晶沈殿 の駆 動力(溶 液相 での過 飽和 度)の 制 御 に寄 与 して い る ことが 示唆 され た。 258 Jpn. J. Oral Biol., 43: 257-267, 2001.
猪和大鼠牙釉质发育流体环境中可溶性成分及其与矿化调节的关系
本研究旨在阐明在发育性牙釉质矿化过程中溶解的离子和小分子的定量信息。采用离子色谱法对猪分泌牙釉质分离的牙釉质液、猪磨牙牙釉质器官分离的组织液、猪磨牙牙釉质器官分离的血清三种液体样品进行分析。令人感兴趣的发现是:(a)牙釉质液的离子组成与其他流体环境的离子组成不同;(b)特别是,钙离子有从循环血清向细胞外牙釉质液下降的梯度;(c)磷酸浓度在牙釉质液和组织液之间几乎相同。分离的牙釉质液也被证实几乎完全浓缩乳酸,没有其他有机酸的痕迹。出乎意料的是,用水溶剂(H2O或D2O)连续提取牙釉质组织发现,在分泌和成熟阶段,细胞外牙釉质中积累了乙酸和其他有机酸。用大鼠分泌的牙釉质进行的平行研究表明,大部分乳酸可能是死后的产物,而醋酸和其他酸可能是功能性成釉细胞产生的生理代谢物。从本研究和以往的研究结果来看,我们认为牙釉质发育过程中的流体环境具有复杂的可溶组分配方,可能是牙釉质矿化驱动力的调节剂。抄録:本研究では,超遠心分離法によりブタ基質形成期エナメル質よりエナメル溶液を分離・採取し,イオンクロマトグラフィにより溶質成分(陽イオン種と有機酸を含む陰イオン種)の同定と定量分析を行った。ブタエナメル器組織液と血漿中での溶質イオン濃度と比較検討した結果,エナメル溶液のイオン組成は近接するエナメル器組織液や血液でのイオン組成と異なっており,特に,全Caイオンについては濃度差を保っていたのに対して,全リン酸イオン濃度はほぼ等しいことが注目された。また,ブタエナメル溶液中では乳酸が多量に検出されたが,酢酸やその他の有機酸もエナメル基質内に蓄積されていることが確かめられた。酢酸は基質形成期エナメル質内層および成熟期エナメル質で濃縮されており,過剰量の水溶媒に可溶化されてくることから,原位ではタンパクと弱く吸着していると考えられた。ラット基質形成期エナメル質での分析結果では,エナメル質への乳酸の蓄積は主に死後変化を反映しているのに対して,酢酸やその他の有機酸はエナメル芽細胞の生理的な代謝産物であることが示された。本研究で得られた結果から,形成期エナメル質の溶液相では基質タンパクの分解産物を含む多種類の溶質分子が共存しており,溶液組成の緩衝効果と結晶沈殿の駆動力(溶液相での過飽和度)の制御に寄与していることが示唆された。258年日本。J.口腔生物学。科学通报,23(3):357 - 367,2001。
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