Preparation of Novel Gold Nanoparticles Modified with Thiol-Substituted Porphyrin and Their Properties

Hidenori Murata, K. Oyaizu, Masayasu Komuro, Ryota Awa, Harue Tsukioka, T. Saotome, M. Yuasa
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Abstract

金ナノ粒子は, 生体に対する毒性が低く, 生体親和性を確保しやすい特徴をもっている。金ナノ粒子は単独では不安定なため, 安定性を確保するために生体親和性および癌細胞指向性の高いチオールポルフィリン化合物を設計・合成し, 金ナノ粒子の修飾を試みた。両者を結合させた化合物に電磁波を照射した場合, 発熱することが予測され, 有効な抗癌活性が期待できると考えた。ポルフィリン修飾型金ナノ粒子の粒子径制御では, 水素化ホウ素ナトリウム還元法およびクエン酸還元法を用い, 安定なポルフィリン修飾型金ナノ粒子を構築した。UV-visスペクトルおよび蛍光スペクトルを測定した結果, ポルフィリン修飾型金ナノ粒子の構築を確認した。また, 安定性の確認として, DLS測定を用いた擬似血中滞留試験を行った。誘電率測定により金ナノ粒子の発熱量を算出し, 調製したポルフィリン修飾型金ナノ粒子が温熱療法などにおいて有効な活性が期待できることが示唆された。
巯基卟啉修饰金纳米颗粒的制备及其性能研究
金纳米粒子具有对生物的毒性低、易于确保生物亲和性的特点。由于金纳米粒子单独不稳定,为了确保其稳定性,研究人员设计合成了具有高生物亲和性和癌细胞方向性的硫卟啉化合物,并尝试对金纳米粒子进行修饰。可以预测,如果用电磁波照射将两者结合的化合物,就会发热,因此可以期待有效的抗癌活性。在卟啉修饰型金纳米粒子的粒径控制方面,采用了硼氢化钠还原法及柠檬酸还原法,构筑了稳定的卟啉修饰型金纳米粒子。通过对UV-vis光谱和荧光光谱的测定,确认了卟啉修饰型金纳米粒子的构筑。另外,为了确认稳定性,利用DLS测定进行了疑似血液滞留试验。通过测定介电常数计算出金纳米粒子的发热量,由此得出的卟啉修饰型金纳米粒子有望在热疗等方面发挥有效的活性。
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