Effect of Experimental Traumatic Occlusion on Temporomandibular Joint

Seiko Toyoshima, T. Iizuka, H. Aita, T. Kohgo, N. Ohata
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Abstract

一歯のみに外傷性咬合を引き起こしたときの顎関節の組織変化について明らかにすることを目的に, 次の実験を行った. 7週齢の雄性Wistar系ラットを用い, 上顎左側第一臼歯の咬合面にレジンを2mm築盛し, 外傷性咬合を付与した. レジンを築盛した群を実験群とし, 左側を処置側, 右側を無処置側とし, 無処置の群を対照群とした. 実験期間は外傷性咬合付与後3日から56日で, 通法に従い前頭断連続切片標本を作製し, 顎関節の変化について, 組織学的ならびに組織計量学的に比較検討した. 下顎頭では実験側, 無処置側ともに7日後に軟骨層で萎縮性の変化がみられたが, その後BrdU陽性細胞数の増加や軟骨層の肥厚がみられ, これらの値は対照群と比較して高値で, 14日目には最大値を示し, 28日後では対照群と同様の組織像を示した. 以上の所見より, 一歯のみの外傷性咬合の場合, 下顎頭の変化には両側で同様の組織学的変化が生じることが明らかになった.
实验性外伤性封堵对颞下颌关节的影响
为了明确一颗牙齿发生外伤性咬合时颞下颌关节的组织变化,进行了以下实验:使用7周龄的雄性Wistar系小白鼠,在上颌左侧第一臼齿的咬合面上筑有2mm的雷丁,赋予外伤性咬合,筑有雷丁的组为实验组,左侧为处置侧,右侧为无处置侧,无处置组为对照组。实验期间为给予外伤性咬合后的3天至56天,按照惯例制作了前头断连续切片标本,从组织学和组织计量学角度对颞颌关节的变化进行了比较研究。在下颚头,实验侧和未处理侧在7天后软骨层均出现萎缩性变化,之后BrdU阳性细胞数增加,软骨层肥厚,这些值与对照组相比较高,第14天达到最大值,28天后,实验者的组织表现与对照组相似。根据以上所见,在只有一颗牙齿的外伤性咬合的情况下,下颚头的变化在两侧会产生同样的组织学变化。
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