A Theoretical Study on the Temperature Control of Fabrication of Pentacene Thin Film Transistors from Soluble Pentacene Precursors

Kazuaki Yoshimura, R. Ishikawa, H. Miyazaki, Atsushi Kawata, Michinori Sumimoto, K. Hori
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Abstract

ペンタセンを用いた塗布型有機半導体素子の作成法として、可溶性のペンタセン前駆体を塗布し逆Diels-Alder反応によりペンタセン骨格から脱離基を脱離させペンタセン薄膜へ転換する方法が提案されている。脱離基を変えた多くの前駆体に対して実験が行われ、それぞれペンタセンへの転換温度が異なることが示された。この転換温度と脱離基構造の関係を明らかにするため、報告されている6つの前駆体からペンタセンが生成する反応の解析を行った。その結果、活性化エネルギーEaが低い前駆体ほど転換温度が低い傾向にあることが明らかとなった。また重回帰解析を用いた検討により脱離基の最低非占有軌道(LUMO)と反応熱ΔEが低いほどEaが低いと計算された。次に、塗布成膜時に残存した溶媒の影響を調べるため、水素結合が形成される位置にメタノール分子を配置して、反応解析を行ったところ、Eaが気相中と比べわずかではあるが(最大で0.7 kcal mol-1)低下することが判明した。これは、前駆体の脱離基設計に加え展開溶媒として用いた分子の寄与を考慮することで、より転換温度の低い成膜プロセスが提案できる可能性を示している。
可溶并五苯前驱体制备并五苯薄膜晶体管温度控制的理论研究
作为使用五射线的涂覆型有机半导体元件的制作方法,提出了涂覆可溶性的五射线前体,通过逆Diels-Alder反应从五射线骨架中脱去脱去基团转换为五射线薄膜的方法。对改变了离去基团的许多前体进行了实验,分别显示了向五烯转换的温度不同。为了明确转换温度和离去基结构的关系,研究人员分析了从6个报告前体生成五烯的反应。结果表明,活化能Ea越低的前体,其转换温度越低。另外使用了重回归分析研究解吸基础的最低非占有轨道(lumo)和反应热狄拉克δe越低ea低和计算的。接着,为了调查涂膜成膜时残余溶剂的影响,在形成氢键的位置配置甲醇分子,进行反应分析的结果,Ea与气相中相比虽然很少(最大0.7 kcalmol-1)降低。这表明,考虑到前体的离去基设计以及作为展开溶剂使用的分子的贡献,有可能提出转换温度更低的成膜过程。
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Journal of Computer Aided Chemistry
Journal of Computer Aided Chemistry CHEMISTRY, MULTIDISCIPLINARY-
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