一動物園において給餌される一般飼料および野生動物のと体の細菌数調査

Japanese journal of zoo and wildlife medicine Pub Date : 2023-09-01 DOI:10.5686/jjzwm.28.129

Masahiko KATO, Kazuyuki BAN

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Abstract

本調査は，ある動物園において給餌される7種の一般飼料の表面と肉食獣に給餌される野生のニホンイノシシ5頭および野生のヤクシカ5頭のと体の表面について，一般生菌数および大腸菌群数を明らかにし比較した。なお，と体給餌は，生物資源の活用，環境エンリッチメントおよびそれらに関する教育のために試行された。これらのと体は，と体処理施設において消毒されていた。一般飼料の一般生菌数は1.96 log cfu/cm2から5.72 log cfu/cm2までであり，大腸菌群は4種の飼料から検出された。ニホンイノシシと体の一般生菌数は，胸部が1.52 log cfu/cm2から4.70 log cfu/cm2までであり，肛門周囲部が1.79 log cfu/cm2から6.00 log cfu/cm2を超えるものまであった。大腸菌群は，胸部が3頭のと体から検出され，肛門周囲部が3頭のと体から検出された。ヤクシカと体の一般生菌数は，胸部が0.20 log cfu/cm2から2.08 log cfu/cm2までであり，肛門周囲部が1.41 log cfu/cm2から3.46 log cfu/cm2までであった。大腸菌群は，胸部が1頭のと体から検出され，肛門周囲部が3頭のと体から検出された。これらから，一般生菌数および大腸菌群数で比較すると，対象園において給餌される一般飼料と野生動物のと体とは大きな差がなかったと考えられる。

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在一个动物园里对普通饲料和野生动物的身体进行细菌数量调查

本调查对某动物园喂食的7种普通饲料表面和食肉动物喂食的5头日本野猪及5头野生梅花鹿的身体表面，明确并比较了普通活菌数及大肠菌群数。另外，为了生物资源的活用、环境增强以及与此相关的教育而试行了撒食和体。这些尸体在尸体处理设施中被消毒了。普通饲料的普通活菌数从1.96 log cfu/cm2到5.72 log cfu/cm2，在4种饲料中检测出大肠菌群。日本猪和身体的一般活菌数，胸部从1.52 log cfu/cm2到4.70 log cfu/cm2。肛周从1.79 log cfu/cm2到超过6.00 log cfu/cm2。在3只大熊猫的胸部和肛门周围分别检测出大肠菌群和大肠菌群。胸部的一般活菌数为0.20 log cfu/cm2至2.08 log cfu/cm2，肛周从1.41 log cfu/cm2到3.46 log cfu/cm2。在1只大熊猫的胸部和3只大熊猫的肛门周围检测出大肠菌群。由此可以认为，从一般活菌数和大肠菌群数来比较，在对象园内投放的一般饲料和野生动物的体型没有太大差异。

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