人為感染に基づく選抜育種の反復によるIHN耐性ニジマスの作出
IF 0.6
4区 农林科学
Q4 FISHERIES
Ryo Inoue, Shigeru Maki, Kazuhiko Kasai, Junya Yonezawa, Atsuko Hasegawa, Atsushi Ono, Toshiaki Jo, Hiroshi Tsuji, Taeko Arima, Takehiro Ryu, Momoko Nagao, Kouhei Kumomi
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Abstract
ニジマス養殖における伝染性造血器壊死症(IHN)の被害抑制を目的として,1989年に分離されたIHNウイルス(IHNV)TK8901株を用いた人為感染実験による選抜育種を行った。感染実験の累積死亡率は選抜育種により減少し,第8世代の選抜群は5%以下であった。そこで,2016年に東京都内で認められた病魚から分離されたIHNV株を用いて第9世代に対し感染実験を行ったところ,全てのウイルス株において,対照の非選抜群と比較して有意に低い累積死亡率が認められた。これらの結果は,選抜第8世代以降の交配群はIHN耐性ニジマスとして,IHNVに対する高い抵抗性を獲得したことを示している。
在人为感染的基础上,通过反复的选育培育出IHN抗性虹鳟
为了抑制虹鳟养殖中传染性造血器官坏死症(IHN)的危害,利用1989年分离出的IHN病毒(IHNV) TK8901株,通过人为感染实验进行了选育。感染实验的累计死亡率因选育而减少,第八代选育组在5%以下。因此,2016年在东京都内使用从病鱼中分离出的IHNV株对第9代进行感染实验,结果发现,所有病毒株均与对照的非选育组相比,具有明显较低的累计死亡率。这些结果表明,第八代以后的交配群作为IHN耐受性白斑,对IHNV具有较高的抗性。
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