OnView.MassBalanceを使用したOCCラインにおける繊維損失の見える化と削減

Nodoka Furubayashi
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Abstract

フォイトではPM4.0の名の下に製紙プロセスのデジタル化を推進している。抄紙工程へのデジタル製品の納入実績を全世界的に増やしているが,フルラインサプライヤとして原質工程へのデジタル製品も開発している。本稿では,OCCラインにおける繊維損失の見える化を可能とする,OnView.MassBalanceという製品について紹介する。通常,原質工程における繊維損失は,月単位もしくは週単位でのみ把握されており,実際に損失が発生しているプロセスの場所を特定するのは困難である。フォイトが開発したOnView.MassBalanceを用いることにより,各工程のフィード,アクセプト,リジェクトの流量がサンキーダイアグラムと呼ばれる図表形式で明瞭に表示され,繊維損失が多い場所をリアルタイムで特定することが可能となる。構成の基本となるのは流量・濃度計であるが,さらなるバランス精度向上のためのデジタルアイとリジェクトカメラという2つのカメラシステムも開発中である。前者はパルパ投入ベールをカメラにより認識させベール取引等級の区分に応じてリジェクト含有量を自動的に判断する。後者は,リジェクトコンベア上の画像解析に基づきリジェクトにおける繊維含有量を推定するものである。OnView.MassBalanceの導入により,平均で1か月あたり600トンのリジェクトが削減され,OCCラインの歩留まりが合計2%向上したことで,コスト削減に成功した実績もある。
使用OnView.MassBalance的OCC线纤维损耗的可视化和减少
福伊特以pm4.0的名义推进造纸过程的数字化。在全球范围内不断增加向抄纸工程的数字产品供货业绩的同时,还在作为全线供应商开发向原质工程的数字产品。本文将介绍能够实现OCC生产线纤维损耗可视化的OnView.MassBalance产品。通常,原质工序中的纤维损耗只能以月或周为单位掌握,很难确定实际发生损耗的工艺地点。通过使用福伊特开发的OnView.MassBalance,各工序的馈送、访问和弹出的流量以被称为sunkey图的图表形式清晰地显示出来,可以实时确定纤维损失多的地方。构成的基础是流量和浓度计,为了进一步提高平衡精度,还在开发数字眼和重定向相机两种相机系统。前者通过照相机识别脉冲投放面纱,根据面纱交易等级的划分自动判断对象含量。后者是根据对象传送带上的图像分析来推测对象中的纤维含量。通过导入OnView.MassBalance,平均每月削减了600吨的订单,OCC生产线的成品率合计提高了2%,成功降低了成本。
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