低濃度(0.1%)ヨウ素系デイッピング剤の使用による乳汁中ヨウ素イオン濃度の変化

潤子 菊田, 暎二 角田, 亮 斎藤, 成紘 岩淵
{"title":"低濃度(0.1%)ヨウ素系デイッピング剤の使用による乳汁中ヨウ素イオン濃度の変化","authors":"潤子 菊田, 暎二 角田, 亮 斎藤, 成紘 岩淵","doi":"10.4190/JJVC1990.21.16","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"日本におけるプレディッピングの普及率は低い。これは、プレディッピングを実施した場合、ヨウ素の乳汁残留が懸念されたこと、ならびに日本ではプレディッピング用のディッピング剤が承認されていなかったためと思われる。今回、我々はポストディッピング用として市販されている低濃度(0.1%)のヨウ素系ディッピング剤を用い、ポストディッピングのみ、あるいはプレ及びポストディッピングの双方を実施した場合の乳汁中ヨウ素イオン濃度変化について検討した。その結果、0.1%ヨウ素系ディッピング剤を用いてポストディッピングあるいはプレ及びポストディッピングを実施した場合、その使用前後の乳汁中ヨウ素イオン平均濃度は有意に上昇するものの、それぞれ16.7μg/l,28.1μg/lと小さな値にとどまり、かつポストディッピングにプレディッピングを追加することによる乳汁中ヨウ素イオン濃度の有意な上昇は認められなかった。従って、0.1%ヨウ素系ディッピング剤を用いてプレおよびポストディッピングを実施した場合の乳汁中ヨウ素イオン濃度は一般的食品中のヨード含量や平均的摂取量を考慮するとき、特に問題になるレベルではないと思われた。","PeriodicalId":293284,"journal":{"name":"The Tohoku Journal Veterinary Clinics","volume":"28 2","pages":"0"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"1998-07-15","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"0","resultStr":null,"platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"The Tohoku Journal Veterinary Clinics","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.4190/JJVC1990.21.16","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}
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Abstract

日本におけるプレディッピングの普及率は低い。これは、プレディッピングを実施した場合、ヨウ素の乳汁残留が懸念されたこと、ならびに日本ではプレディッピング用のディッピング剤が承認されていなかったためと思われる。今回、我々はポストディッピング用として市販されている低濃度(0.1%)のヨウ素系ディッピング剤を用い、ポストディッピングのみ、あるいはプレ及びポストディッピングの双方を実施した場合の乳汁中ヨウ素イオン濃度変化について検討した。その結果、0.1%ヨウ素系ディッピング剤を用いてポストディッピングあるいはプレ及びポストディッピングを実施した場合、その使用前後の乳汁中ヨウ素イオン平均濃度は有意に上昇するものの、それぞれ16.7μg/l,28.1μg/lと小さな値にとどまり、かつポストディッピングにプレディッピングを追加することによる乳汁中ヨウ素イオン濃度の有意な上昇は認められなかった。従って、0.1%ヨウ素系ディッピング剤を用いてプレおよびポストディッピングを実施した場合の乳汁中ヨウ素イオン濃度は一般的食品中のヨード含量や平均的摂取量を考慮するとき、特に問題になるレベルではないと思われた。
低浓度(0.1%)碘类消毒剂的使用导致乳汁中碘离子浓度的变化
在日本,预制板的普及率很低。这被认为是由于在进行预减的时候,担心碘残留在乳汁中,以及在日本不允许使用预减用的预减剂。这次,我们使用了市面上销售的低浓度(0.1%)碘类减除剂,仅进行减除或同时进行预减和后减除时的乳汁中碘离子。研究了浓度变化。结果显示,使用0.1%碘类减除剂进行后减除或预减和后减除,在使用前和后的乳汁中碘离子的平均浓度虽然显著上升,但分别为16.7μg/l,28.1μg/l,数值很小,且未发现添加后补后补后乳汁中碘离子浓度显著上升。因此,考虑到普通食品中的碘含量和平均摄取量,使用0.1%碘类减毒剂进行预减和后减毒的乳汁中的碘离子浓度并不是特别严重的问题。被打碎了。
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