Allergic rhinitis in infants: Current status and issues

S. Masuda
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Abstract

我が国でよく知られているのは,馬場らによる耳鼻咽 喉科医とその家族を対象にした 2008年のアレルギー性鼻 炎有症率の調査である。それによれば 0~4歳児の通年性 アレルギー性鼻炎の有症率は 4.0%,同じくスギ花粉症は 1.1%と決して高くはないが,その後 10歳代にかけて急速 に有症率が増加することが示されている。 低年齢児のアレルギー性鼻炎の疫学調査の難しさの一因 は,診断基準が確立していないことにある。2歳以下の有 症率は,「かぜをひいていないのに水ばなが出る」程度の 基準であれば 7~29%,医学的な診断基準を加えると 3~ 4%と報告されている。Herrらによる出生コホート研究 では,18ヵ月児の 9.1%に鼻汁,くしゃみ,鼻閉などのア レルギー性鼻炎様症状が認められた。Osawaらは本邦の 1歳 6ヵ月児健診で,1.5%の子どもが鼻症状,鼻汁中好酸 球陽性,ダニ・スギ・ネコいずれかの血清特異的 IgE抗体 陽性,の条件を満たしてアレルギー性鼻炎と診断されたと 報告している。
婴儿变应性鼻炎:现状和问题
2008年马场等人以耳鼻咽喉科医生及其家人为对象进行的过敏性鼻炎患病率调查在日本广为人知。据此显示,0~4岁儿童的全年性过敏性鼻炎的患病率为4.0%,而杉树花粉症的患病率为1.1%,虽然并不高,但之后到10岁左右,患病率会急速增加。低龄儿童过敏性鼻炎的流行病学调查之所以困难,原因之一在于尚未确立诊断标准。2岁以下的患病率,以“没有感冒却有水垢”的程度为基准为7~29%,加上医学诊断基准为3~ 4%。Herr等人在出生队列研究中发现,9.1%的18个月婴儿出现流鼻涕、打喷嚏、鼻闭等过敏性鼻炎样症状。Osawa等人在本邦1岁6个月的儿童体检中,1.5%的孩子有鼻子症状,鼻涕中嗜酸性粒细胞阳性,螨虫、杉、猫血清特异性IgE抗体阳性,满足上述条件后被诊断为过敏性鼻炎。正在报告。
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