A. Fujiwara, A. Tabuchi, Mutsuko Fujiwara, Masumi Morita
{"title":"The normal value of pupil response and convergent eye movement during near accommodative stimulation by TriIRIS C9000","authors":"A. Fujiwara, A. Tabuchi, Mutsuko Fujiwara, Masumi Morita","doi":"10.4263/JORTHOPTIC.36.67","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"目的:TriIRIS C9000(以下、トライイリス)は、眼精疲労を他覚的に評価できる装置として開発された。しかし、正常値の十分な検討はなされていない。そこで20歳代を対象に、正常値の検討を行った。対象及び方法:対象は、近見矯正視力、調節、眼位に異常のない20歳代36名である。測定は、視標を2Dと11Dの間で3往復させ、近見負荷に伴う輻湊・瞳孔反応を記録した。解析は、各試行の最大・最小瞳孔横径から求める縮瞳率、遠方・近方の瞳孔位置から求める瞳孔移動距離、測定開始直後と終了時の瞳孔横径から求める瞳孔の緊張率を検討した。結果:縮瞳率は、1試行目が47.4±10.6%、2試行目が49.0±8.2%、3試行目が51.0±8.1%で試行間に有意差はなかった。瞳孔移動距離は、1試行目が2.4±0.7mm、2試行目が2.4±0.4mm、3試行目が2.4±0.4mmで試行間に有意差はなかった。瞳孔の緊張率は9.0±6.4%であった。結論:20歳代を対象にトライイリスによる正常値の検討を行った。正常成人では、縮瞳率・瞳孔移動距離ともに試行間で安定していた。眼精疲労者では、徐々に縮瞳率が低下するという報告がある。今回、各試行の縮瞳率を検討したところ、正常成人では3試行ともに安定していた。また、瞳孔の緊張率は、眼精疲労を定量的に評価できる指標になる可能性もありさらに検討していく予定である。","PeriodicalId":205688,"journal":{"name":"Japanese orthoptic journal","volume":"1 1","pages":"0"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"2007-10-31","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"1","resultStr":null,"platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"Japanese orthoptic journal","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.4263/JORTHOPTIC.36.67","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}