Directions and trends of international research on groundwater for sustainability

M. Taniguchi
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Abstract

持続可能な社会の構築に向けて,地下水を含む 社会の様々な要素の持続性に関する研究と取り組 みが世界的に行われている。それらは地下水とそ れに関連する要素との関係性をシステムとして 捉え,共通の目標を設定し,より良い社会へ向 けた技術革新と意識改革,行動変容を促す内容 が中心である(谷口,2018a)。その中でも,持続 可能な開発目標(Sustainable Development Goals, SDGs)は,17のゴールと169のターゲットを設定 し,グローバル指標・ローカル指標を定めて,目 標の達成に向けた取り組みとして始まっている。 地下水を含む「水」に関するゴールは,Goal 6「安 全な水とトイレを世界中に(図 1)」に最も直接 的に現れ,水量や水質,統合的管理,生態系への 影響など,2030年に向けた目標が設定されてい る。 地下水を含む「水」の特徴は,地球-人間圏の 幅広い事象と連関し(谷口 2018a),システムと しての理解が必須であるばかりでなく,SDGsの ウエディングケーキ(図 1,EAT, 2016)で示さ れるように,地球社会を支える自然資本として の役割もある。それ故に,非貿易財の資源(谷 口,2018b)としての水の役割をも十分考慮し た上で,越境水を含めた統合的な水管理が必要 となる。その際には,SDGsの指標にもつなが る,効率性(Efficiency)や衡平性(Equity),安 全性(Safety)などをふまえつつ,SDGsの目標 である“誰一人取り残さない(no one will be left behind)”の達成に向けた包括的な判断が重要で ある。 日本地下水学会創設60周年を記念して企画され た本総説においては,持続可能な社会へ向けた地
地下水可持续发展的国际研究方向与趋势
为了构建可持续发展的社会,对包括地下水在内的社会各种要素的持续性的研究和措施在世界范围内展开。它们的核心内容是,将地下水及其相关要素的关联性作为系统来把握,设定共同的目标,促进面向更好社会的技术革新、意识改革和行动转变(谷口,2018a)。其中包括可持续发展目标(Sustainable Development Goals,SDGs)设定了17个目标和169个目标,并确定了全球指标和本地指标,作为达成目标的努力而开始。关于包括地下水在内的“水”的目标,在Goal 6“在全世界建立安全的水和厕所(图1)”中最直接地体现出来,并设定了面向2030年的水量、水质、综合管理、对生态系统的影响等目标。包括地下水在内的“水”的特征,与地球-人类圈的广泛现象相关联(谷口2018a),作为系统的理解不仅是必须的,而且是SDGs的婚礼蛋糕(图1,EAT,2016)中所示,还具有支撑地球社会的自然资本作用。因此,必须在充分考虑水作为非贸易资源(谷口,2018b)的作用的基础上,对包括跨境水在内的水资源进行综合管理。届时,在与SDGs指标相关的效率性(Efficiency)、平衡性(Equity)、安全性(Safety)等基础上,实现SDGs的目标“不让任何人掉队(no one)”will be left behind)”为达成目标的全面判断是很重要的。在为纪念日本地下水学会创立60周年而策划的本总说中,关于走向可持续发展的社会
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