K. Hasegawa
{"title":"Trend of Indoor Thermal Environment of Residential Houses in Snowy Region","authors":"K. Hasegawa","doi":"10.4106/JSSE.19.202","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"1.は じめ に 積雪寒冷地の住宅が抱える居住環境に関する課題 として,積 雪に伴う生活障害をいかに除去するか, 寒冷な気候に対して室内環境の健康性 ・快適性をい かに確保するか,の2点 が挙げられよう1)。後者の 室内環境に関する問題点として,冬 期における不十 分な暖房環境や非暖房室の極めて低い室温,結 露 ・ カビの発生等が考えられる2)。 これらの問題が生 じないようにするためには,建 物の内と外とを明確 に区別する必要があり,断 熱気密化がその有効な技 術として適用されている。建物の断熱気密性を高め ることは,同 時に,最 適な暖房設備ならびに換気設 備の設置とそれらの適切な使用が求められることに なる。これら,断 熱 ・気密 ・暖房 ・換気がバランス 良く計画されなければ,何 らかの問題が生じる可能 性がある。 近年,建 物の断熱気密化の技術は向上し,そ れに 伴い,冬 期における居住環境もひと昔前と比べて異 なっているものと予想される。本稿では,筆 者らが 行った調査結果をもとにして,こ こ20年間に積雪寒 冷地における住宅の室内環境がどのように変化して いるかを紹介し,今 後,積 雪寒冷地の居住環境を計 画する上で考えるべき問題点を指摘する。","PeriodicalId":199097,"journal":{"name":"Journal of Snow Engineering of Japan","volume":"1 1","pages":"0"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"2003-07-01","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"0","resultStr":null,"platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"Journal of Snow Engineering of Japan","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.4106/JSSE.19.202","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}
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