{"title":"EFFECT OF MAGNETIC FIELD ON RADIATION INDUCED SOLID STATE POLYMERIZATION OF ACRYLONITRILE AT LOW TEMPERATURE.","authors":"Koichi Mori, Y. Tabata, K. Oshima","doi":"10.1246/NIKKASHI1898.73.6_1215","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"アクリロニトリルの放射線低温固相電合における磁場の効果を研究した。77°Kの重合では照射線量とともに収率は増加しある飽和値に達する。磁場強度0~5000ガウスの範囲では, 磁場強度の増大とともに初期重合速度および飽和収率も増加し, 約4000ガウス付近で最大値をとりついで減少する。粘度測定より分子量は照射時間とともに減少するが, 磁場の有無による影響はほとんど認められなかった。一方, ポリマー鎖数は照射線量とともに増加し, 磁場強度の増加により収率と同様4000ガウス付近で最大となりついで減少する。磁場の効果は放射線による低温固相重合の初期過程にきいているものと推測される。その機構については理論的に明白ではないが, アントラセンの光二量化反応においても同様に収率に磁場強度依存性があり, 現在分子の集合体としての励起, すなわち集団励起状態が固相重合の初期過程に関与している事の間接的な証拠であると考えられる。その他の種々の可能性についても検討した。","PeriodicalId":374032,"journal":{"name":"Kogyo Kagaku Zasshi","volume":"2 1","pages":"0"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"1900-01-01","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"2","resultStr":null,"platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"Kogyo Kagaku Zasshi","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.1246/NIKKASHI1898.73.6_1215","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}