Tsunami deposit from the 7,300 cal BP Akahoya eruption preserved in the Yokoo midden, north Kyushu, West Japan

The Quaternary Research (daiyonki-kenkyu) Pub Date : 2010-02-01 DOI:10.4116/JAQUA.49.23

O. Fujiwara, H. Machida, Shiochi Jun-ichi

{"title":"Tsunami deposit from the 7,300 cal BP Akahoya eruption preserved in the Yokoo midden, north Kyushu, West Japan","authors":"O. Fujiwara, H. Machida, Shiochi Jun-ichi","doi":"10.4116/JAQUA.49.23","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"大分市の横尾貝塚で見られる厚い鬼界アカホヤ火山灰層（K-Ah : 層厚約65 cm）について，堆積構造の解析などに基づいて形成プロセスを復元した．この火山灰層をもたらした噴火は，横尾貝塚から約300 km南にある鬼界カルデラで約7,300 cal BPに発生した．これは完新世における地球上で最大規模の噴火イベントの一つである．横尾貝塚のK-Ahは湾奥にあった小規模な谷に堆積したもので，さまざまな堆積構造が発達するイベント堆積物（ユニットI～V : 層厚約35 cm）と，それを覆う均質なユニットVI（層厚約30 cm）からなる．イベント堆積物はK-Ahの降灰中に谷に突入した流水によって堆積し，ユニットI～Vの累積構造からは，谷を遡上する流れと下る流れが長周期で繰り返したことが読み取れる．ユニットVIは降下火山灰と考えられる．K-Ah降下との同時性や，長周期で遡上と流下を繰り返す特徴は，K-Ah下部を構成するイベント堆積物がアカホヤ噴火に伴う津波堆積物であることを強く示唆する．","PeriodicalId":106287,"journal":{"name":"The Quaternary Research (daiyonki-kenkyu)","volume":"40 1","pages":"0"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"2010-02-01","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"12","resultStr":null,"platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"The Quaternary Research (daiyonki-kenkyu)","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.4116/JAQUA.49.23","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}

引用次数: 12

Abstract

大分市の横尾貝塚で見られる厚い鬼界アカホヤ火山灰層（K-Ah : 層厚約65 cm）について，堆積構造の解析などに基づいて形成プロセスを復元した．この火山灰層をもたらした噴火は，横尾貝塚から約300 km南にある鬼界カルデラで約7,300 cal BPに発生した．これは完新世における地球上で最大規模の噴火イベントの一つである．横尾貝塚のK-Ahは湾奥にあった小規模な谷に堆積したもので，さまざまな堆積構造が発達するイベント堆積物（ユニットI～V : 層厚約35 cm）と，それを覆う均質なユニットVI（層厚約30 cm）からなる．イベント堆積物はK-Ahの降灰中に谷に突入した流水によって堆積し，ユニットI～Vの累積構造からは，谷を遡上する流れと下る流れが長周期で繰り返したことが読み取れる．ユニットVIは降下火山灰と考えられる．K-Ah降下との同時性や，長周期で遡上と流下を繰り返す特徴は，K-Ah下部を構成するイベント堆積物がアカホヤ噴火に伴う津波堆積物であることを強く示唆する．

查看原文本刊更多论文

在日本西部九州北部的横尾中部，保存着距今7300年前赤胡屋火山喷发的海啸沉积物

针对在大分市横尾贝冢发现的厚厚的鬼界红火山灰层(K-Ah，层厚约65cm)，通过分析沉积结构等复原了形成过程。造成该火山灰层的火山喷发是在横尾贝冢以南约300km的鬼界破火山口发生的，约7,300卡BP。这是全新世地球上最大规模的火山喷发事件之一。横尾贝冢的K-Ah堆积在海湾深处的小规模山谷中，形成了各种堆积构造的事件堆积物(单元I ~ V:层厚约35cm)和覆盖该层的均质单元VI(层厚约30cm)构成。事件堆积物在K-Ah的降灰中被冲入山谷的流水所堆积，从单元I ~ V的累积结构可以看出，逆流而上的流和逆流而下的流以长周期重复。单元VI被认为是下降的火山灰。与K-Ah下降的同时性，以及长周期反复逆流而上和下游的特征，强烈暗示构成K-Ah下部的事件沉积物是红鞘喷发引起的海啸沉积物。

本文章由计算机程序翻译，如有差异，请以英文原文为准。

求助全文

约1分钟内获得全文求助全文

来源期刊

The Quaternary Research (daiyonki-kenkyu)

自引率

0.00%

发文量