Development and Achievements of the International Forum in the Republic of Korea: Roles and Possibilities of Environmental Education Using the Reintroduction of Oriental White Stork

Kantaro Tabiraki, Junichi Komatsu, Youngjoo Nam
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Abstract

2 コウノトリ保護・増殖の取組と野生復帰 1996年、韓国教員大学内(忠清北道チョンジュ市) に「コウノトリ復元センター(Korean Stork Restoration Center)」が設置され、現在は「コウノトリ生態研究 院(Eco-Institute for Oriental Stork)」と名称を変更し コウノトリの保護・増殖等の研究を進めている (図1)。コウノトリ生態研究院の目的は、遺伝的多様性 の保全と生息環境の確立に関する研究推進、 そして、コ ウノトリを活用した教育実践の開発と評価である。組織 構成は、研究員5人(非常勤1人を含む)、飼育員10人(常 勤5人、そのほかに禮山コウノトリ公園への出向を含 む)、情報専門職員1人である。 コウノトリ復元センターが設置された年にドイツとロ シアからそれぞれ2羽のコウノトリを導入し、1999年に は日本から3つの受精卵を導入し人工ふ化に成功する。 2002年に初めての人工繁殖、自然繁殖に成功し、2013 年には生息羽数が151羽に達した。2015年6月に「禮山 コウノトリ公園」が開園し(2009年に文化財庁が放鳥 拠点を忠清南道イエサン郡に決定)、環境省、忠清南道、 礼山郡とコウノトリ生態研究院が連携してコウノトリの 野生復帰に取り組むこととなった。そして、同年9月に 同場所でコウノトリの試験放鳥を初めて実施し、その後、 3つのペアが確認されるなど野外での繁殖に成功の兆し がみられた。現在、韓国コウノトリの野生復帰の取組は、 自治体、LG常緑財団や電力会社等との組織的な協定を 積極的に結ぶなど、さまざまな主体による協働取組のな かで人工巣塔の設置や生息地保全等を進めている。
韩国国际论坛的发展和成就:利用东方白鹳的重新引入进行环境教育的作用和可能性
2黑鹳保护、增殖和野生回归1996年,在韩国教师大学内(忠北青州市)设立了“黑鹳复原中心(Korean Stork Restoration)”Center)”,现已更名为“东方白鹳生态研究院(Eco-Institute for Oriental Stork)”,开展东方白鹳的保护、增殖等研究(图1)。东方白鹳生态研究院的目的是,推进有关保护遗传多样性和确立生存环境的研究,并开发和评价利用东方白鹳的教育实践。组织构成是研究员5人(包括外聘人员1人)、饲养员10人(常勤人员5人,另外包括调往礼山鹳公园)、情报专门职员1人。白鹳复原中心设立的当年,从德国和俄罗斯分别引进了两只白鹳,1999年从日本引进了3个受精卵,成功实现了人工孵化。2002年首次人工繁殖、自然繁殖成功,2013年栖息羽数达到151只。2015年6月,礼山鹳公园开园(2009年文化遗产厅决定将放生地点定在忠南家山郡),环境省、忠南道、礼山郡和鹳生态研究院联手将鹳放生。决定致力于野生回归。并且,同年9月在同一场所首次实施了鹳的试验放生,之后,确认了3对等在野外繁殖成功的征兆。目前,韩国白鹳的野生回归工作正在积极与地方自治团体、LG常绿财团、电力公司等签订有组织的协定等,在各种主体的合作下推进人工巢塔的设置和栖息地的保全等工作。
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