Some Metallurgical Observations on Heating of Explosive Austenitic Stainless Clad Steel

Transactions of the Japan Welding Society Pub Date : 1972-04-01 DOI:10.2207/QJJWS1943.41.663

I. Tatsukawa, Akira Oda

{"title":"Some Metallurgical Observations on Heating of Explosive Austenitic Stainless Clad Steel","authors":"I. Tatsukawa, Akira Oda","doi":"10.2207/QJJWS1943.41.663","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"爆接18Cr-8Niステンレスクラッド鋼の加熱処理に伴う冶金的挙動を詳細に明らかにした.おもな結論はつぎのとおりである.i)500°～900℃の加熱により,ステンレス鋼合材の全断面にわたってCr炭化物が折出するが,これは爆接時に合材が受けた塑性ひずみにより促進される.ii)接合部では炭素の軟鋼からステンレス鋼への拡散移動が起こり,600°～700℃ではステンレス鋼境界に沿う約50μの深さにわたって,Cr7C3を主体とする異常に高い硬化層が生成する.加熱温度が900℃になると,炭化物はステンレス鋼内部に分散しかたさは低下する.同時にCr7C3のほかにCr23C6およびσ相が析出する.他方,Cr,およびNiが軟鋼側へ拡散し,ステンレス鋼境界には析出相のないステンレス鋼と軟鋼との中間組成をもつ合金層が生成する.1100℃ではこれらの析出物はオーステナイト素地中に再固溶する.iii)爆接時に境界部に生じた溶融層は,加熱によりしだいに軟化し,かつCr炭化物を析出する.iv)アークによる短時間加熱では,接合境界層の軟鋼およびステンレス鋼において脱炭と炭化物析出がそれぞれわずかに生起する。また,ステンレス鋼の熱影響部にはγ+α(δ)の共存域を生成する.","PeriodicalId":273687,"journal":{"name":"Transactions of the Japan Welding Society","volume":"24 1","pages":"0"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"1972-04-01","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"3","resultStr":null,"platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"Transactions of the Japan Welding Society","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.2207/QJJWS1943.41.663","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}

引用次数: 3

Abstract

爆接18Cr-8Niステンレスクラッド鋼の加熱処理に伴う冶金的挙動を詳細に明らかにした.おもな結論はつぎのとおりである.i)500°～900℃の加熱により,ステンレス鋼合材の全断面にわたってCr炭化物が折出するが,これは爆接時に合材が受けた塑性ひずみにより促進される.ii)接合部では炭素の軟鋼からステンレス鋼への拡散移動が起こり,600°～700℃ではステンレス鋼境界に沿う約50μの深さにわたって,Cr7C3を主体とする異常に高い硬化層が生成する.加熱温度が900℃になると,炭化物はステンレス鋼内部に分散しかたさは低下する.同時にCr7C3のほかにCr23C6およびσ相が析出する.他方,Cr,およびNiが軟鋼側へ拡散し,ステンレス鋼境界には析出相のないステンレス鋼と軟鋼との中間組成をもつ合金層が生成する.1100℃ではこれらの析出物はオーステナイト素地中に再固溶する.iii)爆接時に境界部に生じた溶融層は,加熱によりしだいに軟化し,かつCr炭化物を析出する.iv)アークによる短時間加熱では,接合境界層の軟鋼およびステンレス鋼において脱炭と炭化物析出がそれぞれわずかに生起する。また,ステンレス鋼の熱影響部にはγ+α(δ)の共存域を生成する.

查看原文本刊更多论文

爆炸奥氏体不锈钢复合钢加热的冶金观察

详细阐明了加热处理爆接18cr - 8ni不锈钢包覆钢时的冶金行为。主要结论如下:i)通过500°~ 900°的加热，不锈钢合材的整个断面均采用Cr碳化物。这是由于爆接时合材受到的塑性形变而促进的。ii)接合部发生碳素从软钢向不锈钢的扩散移动，600°~ 700°时，沿不锈钢边界约50μ的深度处，生成了以Cr7C3为主体的异常高的硬化层。加热温度达到900℃时，碳化物在不锈钢内部的分散程度降低。与此同时，除了Cr7C3之外，还会析出Cr23C6和σ相。另一方面，Cr和Ni会向软钢侧扩散，在不锈钢边界生成无析出相的不锈钢和软钢中间组成的合金层。雷的析出物在奥氏体坯料中再固溶。iii)爆接时在边界处产生的熔融层在加热下逐渐软化，并析出Cr碳化物。iv)在电弧短时间加热下，接合边界层的软钢和弃石在无钢中分别轻微地发生脱煤和碳化物析出。另外，在不锈钢的热影响部分生成γ+α(δ)的共存区域。

本文章由计算机程序翻译，如有差异，请以英文原文为准。

求助全文

约1分钟内获得全文求助全文

来源期刊

Transactions of the Japan Welding Society

自引率

0.00%

发文量