BIOCHEMICAL STUDIES OF INFECTIOUS ANAEMIA IN THE HORSE. XI

Abstract

(1) 健康馬血清及血漿の鐵含有量は略同樣にして弱酸性にて抽出せらるる離れ易い鐵は0.087-0.136mg%なり。馬血清及血漿は此他尚ほ特に弱酸性にて抽出せられざる鐵を含み總鐵量0.260-0.300mg%を有す。(2) 傳貧馬の血清鐵殊に離れ易き鐡含有量は著しく上昇せるも疑似症馬は略正常なり。(3) 健康馬の血清に三塩化醋酸を加へたる後一夜靜置するか又は過酸化水素少許を加ふれば器底に沈積する蛋白質の沈澱青緑色に着色す.人,家兎其他の血清に見られざる事なり。(4) 傳貧馬血清は健康馬血清と同樣青緑色の蛋白質沈澱を生ずれ共傳貧疑似症馬血清の蛋白質沈澱は殆んど着色せず。從て本色彩反應は傳貧と疑似症との鑑別に應用する事を得るに似たり.多數症例に對する試用を乞ふ。