{"title":"The Current Activities of Participatory Mapping with Volunteered Geographic Information","authors":"Toshikazu Seto","doi":"10.2750/ARP.38.460","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"2014 年に特集された本誌の特集号「スマートな農山 漁村の実現に向けて」の拙稿 で紹介したように,こん にちのデジタルデータを基礎とする「地図」の生成段 階において,これまで一般的であった政府や公共機関 によって公的に測量された地理空間情報のほかに,主 に個人の自発的な意志による参加に基づき,インター ネットを介して蓄積される「ボランタリーな地理情報 (Volunteered Geographic Information: VGI)」が台頭 し始め,ソーシャルメディア等を通した店舗や施設に関 する情報共有,道路や建物,土地利用など基盤的な地理 空間情報の構築,さらには専門家と市民が一緒に環境モ ニタリングや生態系調査を行うような,いわゆるシチズ ン・サイエンス に類する活動なども行われてきた。こ のような流れの中で拙稿では日本の農山漁村を中心とす る中山間地域において,このようなVGI に基づくロー カルな取り組みが始まりつつある状況について,幾つか のフィールド事例を紹介した。 拙稿から 5年以上が経過し,情報通信技術(ICT)の さらなる進展とともに,機械学習(Machine learning: ML)や深層学習(Deep learning: DL)などの人工知能 を中心とする技術革新や,データ面でも大規模化や各種 センサーを通したリアルタイム取得などが可能になっ た。このような急速な発展・展開を背景に,VGI をめ ぐる環境や社会的状況も大きく変貌を遂げつつある。本 報告では,参加型による地図作成について,現在最もグ ローバルに活動されている「オープンストリートマップ (OpenStreetMap: OSM)を中心に,先端技術等をVGI 的な活動に取り入れた事例を解説する。","PeriodicalId":272722,"journal":{"name":"JOURNAL OF RURAL PLANNING ASSOCIATION","volume":"203 1","pages":"0"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"2020-03-30","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"0","resultStr":null,"platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"JOURNAL OF RURAL PLANNING ASSOCIATION","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.2750/ARP.38.460","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}
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