Material Design and Performance Evaluation of Porous Sintered Metal Ring for Spinning Frame:Part 1:Relation between Compound Ratio of Sintering Additives and Porous State

Abstract

目的 紡機用焼結リングの耐摩耗性その他の特性を向上させるため, 焼結助剤の配合について各種実験を行い, 気孔の形状および材料強度の面から評価した.成果 (1) 紡機用焼結リングの性能を向上させるため, 材料の設計指針と評価法を設定した.(2) 焼結助剤として二硫化モリブデン (以下MoS2) とフェロマンガン (以下FeMn) を選び, 配合割合を変えて実験を行い, 気孔の形状の変化の様相を定量的に評価した.(3) MoS2とFeMnの配合においてFeMnを30%以下に押さえると, 好ましい気孔の形状や分布が得られることを明らかにした.(4) 圧環強度や通気度についてもFeMnを30%以下に抑えることにより望ましい結果となることが確認された.