REFLECTION OF NORMAL AND OBLIQUE INCIDENT WAVES AT PERFORATED QUAYWALL WITH RESERVOIR.

Abstract

著者 らは前論文1)に おいて, 遊水部 をもつ直立消波構 造物 について検討 を行 い, 波長 が長 い波の場合 には, 堤 体全高 にわた って透 過壁 と遊水部 があ る基本型 よ りも, 堤体 下部 をある程 度の高 さ不 透過に して遊水 部内水深 を 浅 くした棚 式の方 が経 済的である ことを示 した. 本論文 では これに引 き続 き, 有孔壁の場合の周波数特性 と, 斜 め入 射波に対 す る反射率, お よび縮尺効果 につい て検討 した. 周波数 特性の検討の場合 には, 前論 文1)と同様 に長波 近 似理論 と実験値 に よ り抵抗係数 を求め, グ リー ンの公 式 を用いた理論解 析法1)に よ り計算 し, 周期が変化 した ときの反射率の特 性 を明 らかに した. 斜 め入 射波に対 す る反射率については, Terrettら2), 著者 ら3)の 研究があ るが, いずれ も長波近似理論 による ものであ り, 特 に棚式の場合の検討 が不十分で あった. ここでは, 遊 水部 を隔壁で区切 った場 合 とそ うでない場 合 にっいて, 2次 元の場 合1)と 類 似の方法に よる境界値 問題 としての理論 解析法 を示 し, 計算結果 を水平ス リッ ト壁 の実験値4)と 比較 した. 次に, 有孔壁の場合の計算 結果 を示 し, 入射 角が変化 した ときの反射率にっいて述 べ, 斜 め入射 の場合 には隔壁が重 要であ ることを明 らか に した.