A CASE REPORT OF GOF ANESTHESIA IN JAPANESE HARES, LEPUS BRACHYURUS

Abstract

る。前者 はその麻酔効果に大 きな個体差 があ り,安 全 域 も狭 く,後 者は副作用が強い。 ノ ウサギLepus brachyurusは イエ ウサギ と異な り神 経過敏 で,単 に体 に触れ ることさえス トレス とな り,死 を招 くことが ある。 このため ノウサギの麻酔は,で きる 限 りその体に触れず に行 うことが要求 され る。そ こで, わ れわれは麻酔 箱にノ ウサギを誘導 し,箱 内で麻酔導入 し麻酔期 に入 って麻酔 が安定 した ところでマ スク法に切 り替え るGOF麻 酔 を試みた。 この方法 では ノウサ ギの 体 にほ とん ど触 れる ことな く,操 作が可能であ る。1978 年 か ら1980年 までの3年 間,こ の方法 で20例 の麻酔 を実 施 したが良 好な結果を得ている。 また,1頭 においては 治療のため 短期間に反復5回 のGOF麻 酔 を行 い,肝 機 能を中心に 血液検査を実施 した。その所見 も併せ て報 告 す る。 対 象動 物 及 び 麻酔 方 法